気になること調べてみた
どうも、「編集部員T」です。今年も暑い夏ですね。12日から高松まつりが始まり、13日には花火大会、14日は総おどり、高松の夏を感じます。と同時に、私たちにとって特別な日があります。
平成28年5月26日・27日にG7伊勢志摩サミットが開催されました。サミットを終えたオバマ米大統領は、現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪れました。演説のなかに謝罪の言葉はありませんでしたが、慰霊碑に献花し、被爆者に語りかけ抱き寄せた場面は印象的でした。昭和20年8月6日広島に3日後の9日には長崎に原子爆弾が投下され、広島では約14万人、長崎では約7.4万人が死亡したと推計されています。
私たちが、今住んでいるこの高松市も戦火を免れることはありませんでした。広島・長崎に原子爆弾が投下される1ヶ月ほど前、昭和20年7月4日午前2時56分、B29爆撃機による爆撃が始まり、高松市の中心部は火の海と化しました。爆撃は明け方の4時42分ごろまで続き、市街地の約80%が焼け野原となり1359名もの尊い命が奪われました。
南西方面より高松市役所を望む
南方より高松市役所を望む
県立高松高等女学校屋上より北東を望む
県立高松高等上学校屋上より北西を望む
戦後70年余りが経ち、高松市の人口の約80%の人が戦後に生まれた人たちです。今では人口42万人の中核市に発展し、四国の経済の中心地であり、瀬戸内の温暖な気候にも恵まれ平穏に暮らしていますが、私たちの大好きな高松にもこうした歴史があるのです。そして、毎年7月には高松市中野町に建立された高松市戦災犠牲者慰霊堂にて慰霊祭が開催されています。
中野町にある高松市戦災犠牲者慰霊堂(六角堂)
慰霊之碑