赤星たみこのゆっくり生活
第39回 魔法瓶の威力
魔法瓶って、ちょっと古めかしい言い方ですよね。ふたの部分を押すだけでお湯が出る「エアーポット」とか、電気で加熱できる「電気ポット」などいろいろありますが、私は一番シンプルな、注ぐときはふたをちょっとひねって開けるというタイプが一番好き。それが一番保温力が高いからです。
これこそ魔法瓶と言うほうがぴったり。本当に魔法みたいに、時間がたっても熱々なんですから。エアーポットに入れたお湯は少しずつ冷めるようですが、ふたをきっちり閉めるものは、たとえ開け閉めしても保温力が高いんです。
うちでは1リットル入りの魔法瓶二つに、毎朝ほうじ茶を入れておきます。ほうじ茶は時間がたっても味や香りがほとんど変わりません。仕事中にいちいちお茶を入れる手間が省けました。いつでも熱いほうじ茶が飲めるので、仕事の能率もアップです。
夏は冷たいお茶や冷たい柚子ジュースを入れようと思っています。魔法瓶は冷たいものを入れても回りが結露しないので、それも便利。今年の夏は水差しよりも魔法瓶です!
※この記事は、フリーペーパー『まいぷれ』に掲載されたものです。
赤星たみこ(漫画家・エッセイスト)
漫画家の多忙な生活から、家事の手間を省く方法を考案し発表している。新刊『赤星生活』(講談社)では、今まで実践してきた生活のコツを伝授。ダイエット、掃除、料理… 自分をダメダメだと思っている人に勇気を与えるビタミン剤的1冊となっている。
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